2022年8月23日/最終更新日:2026年4月7日
初めての動物病院ガイド!引越し時の病院選びと初診に向けた準備
皆様こんにちは。
これまで当コラムでは、動物病院の様々な活用法についてお伝えしてきましたが、今回は「初めての動物病院を受診する時の準備」について、動物病院側の受け入れ態勢も含めてご案内しようと思います。
新しくワンちゃん・ネコちゃんを家族に迎えた時はもちろん、ご家族のお仕事の都合でお引っ越しをする際など、伴侶動物(コンパニオン・アニマル)の新しい受診先探しはとても重要ですよね。
安心して愛犬・愛猫を任せられる主治医を見つけるために、どのような準備をすれば良いのかを解説します。
お引越しに伴う「新しい動物病院」の探し方
お引っ越しが決まったら、人間の家族の病院を探すのと同じように、伴侶動物の受診先もあらかじめ探しておくことが大切です。
お勧めなのは、まず元の動物病院の主治医の先生に相談してみることです。行き先の地域で良い先生や、おすすめの動物病院をご存知ないか尋ねてみましょう。
当院でも、遠方の先生から患者さんをご紹介いただいたり、逆にご紹介したりすることがよくあります。行かれる先の地域でお顔の見えるドクターにご紹介できると、私たち主治医としても非常に安心です。ドクター同士で情報共有しやすい環境があると、ご家族にとっても大きなメリットになります。
「紹介状」と「医療記録」は命綱
転院する際は、それまでに積み重ねてきた健康診断のデータや予防歴を主治医の先生にまとめていただき、「紹介状(診療情報提供書)」として書いてもらうと安心です。(※費用がかかる場合もあります)
特に持病や既往歴(過去にかかった病気)がある場合、医療記録は必須になります。動物たちの数ヶ月は、私たちの数年にあたることもあります。必ず今までの医療記録を携えて新しい動物病院へ行かれることをお勧めします。
初診日に向けて準備しておきたいこと
受診日までに動物病院に連絡をして予約を取り、「初診日に行う内容」を相談しておくと当日がスムーズです。
前主治医からの医療記録があったとしても、初診の診察時には必ず「問診」の時間が設けられます。獣医師からの質問に答えられるよう、以下の情報をある程度整理しておくことをおすすめします。
📝 初診の問診で整理しておきたいポイント
- 食事の内容: いつも食べているフードの「正確な名称」と、「1日に何g(またはカップどれくらい)」を「何回」食べているか。
- おやつ(ご褒美): どんな種類のおやつを、1日にどれくらい与えているか。
- お薬: 現在飲んでいる薬があれば、必ず持参する(薬袋や処方明細があると良いです)。
- 生活環境: 引っ越し前の居住地域、完全室内飼いか外に出るか、同居している動物はいるか。
- 日々の遊び: どんなオモチャで、どんな遊び方をしているか。
問診の中では、同じような質問がいくつも繰り返されるかもしれませんが、これは病状を正確に把握するためにあえてそのような形式になっています。
些細な生活習慣や、普段使っているオモチャの種類が、思わぬ問題解決(病気の原因解明)の糸口になることもあるのです。
💡 病院に行く前に、日頃の「食事・サプリ」の見直しを
問診では、普段の食事内容や栄養状態がとても重要になります。新しい環境でのストレスケアや、日々の健康維持をサポートするサプリメントの活用法について、一度チェックしてみませんか?
最後に:あなたと動物に合った病院を選ぼう
すでに病気を持っている場合は、その病気に特化した専門外来がある動物病院や、その分野を得意とする先生を選んでいくことも大切です。
動物病院にも個性があり、院長先生や病院の考え方がそのまま診療方針に反映されます。
個々のご家庭が「ご自身のタイプや考え方に合った動物病院」と出会い、伴侶動物との健康で楽しい暮らしを末永く続けていかれることを、私たちは心から願っています。
迷ったり、困ったりした時には、いつでもお気軽に主治医の先生に相談してみてくださいね。
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