2022年7月28日/最終更新日:2026年4月7日
新たなる国家資格のお仕事〜愛玩動物看護師さんの役割と動物病院の活用法〜
皆様こんにちは。
今回は、動物病院で働く私たちのこと、そして動物病院を利用されるご家族の皆様へのメッセージをお伝えしようと思います。
皆様にとって、動物病院とはどんな場所でしょうか?「病気や怪我をしたら行くところ」とお考えの方が多いかもしれませんが、実はもっと様々な場面で活用できる頼りになる場所でもあるのです。
知っておきたい「動物病院の種類」

ひとくちに動物病院と言っても、現在は役割に応じて様々な種類が存在します。
🏥 主な動物病院の種類
- 1次動物病院: 一般的に様々な患者さんを受け入れる、身近な「ホームドクター」です。
- 1.5次動物病院: 一般的な診療と共に、少し複雑な病気なども受け入れる設備が整った病院です。
- 2次動物病院: 更に専門的な部分(高度医療など)に特化して診察・治療を行う病院です。
- 救急病院: 夜間などの救急対応を専門とします。(朝になると、かかりつけの動物病院に戻ることが多いです)
- 往診専門病院: 施設を持たず、自宅まで診察に来てくれる病院です。
病気じゃなくてもOK!動物病院の賢い活用法
一般的な動物病院の中にも様々な方針がありますが、以下のような活用の仕方もぜひ検討してみてください。
1. 動物を迎える「前」の相談窓口として
動物病院には、獣医師やインストラクターなど動物のプロが沢山います。「動物と暮らしてみたい」と思った時、ご自身のライフスタイルに合った動物の種類の相談や、ブリーダー・ペットショップからの購入が良いのか、保護犬・保護猫の譲渡にトライするのが良いのかなど、専門的なアドバイスを受けることができます。
2. 「未病」を防ぐ健康診断の場として
伴侶動物と暮らし始めたら、まずは健康チェックを受けましょう。
健康な時こそ、その動物の「正常な状態(基本データ)」を把握しておくことが大切です。怪我や病気の症状が出てから利用するのではなく、未病の段階で状態を把握し、予防を徹底するために主治医を活用してください。
3. 暮らしの中の「お悩み相談所」として
健康状態以外でも、しつけや行動の悩みがあれば、信頼できる主治医に投げかけてみてください。一人で悩まずに相談することで、思わぬ解決の糸口が見つかることもあります。

新たなる国家資格「愛玩動物看護師」の誕生
動物病院では獣医師が中心的な役割を担っていますが、その診療体制は、動物看護師、しつけインストラクター、トリマー(グルーマー)、レセプショニスト(受付)、バックオフィスの面々など、多くのスタッフの熱意と尽力で支えられています。
その中でも、診療をしていく上で非常に重要な役割を担っているのが「動物看護師」さんです。
そしていよいよ、2022年施行の法改正により日本初の「愛玩動物看護師」という名称の国家資格を持つプロフェッショナルが誕生します。

▶参考リンク:
農林水産省:愛玩動物看護師
一般財団法人動物看護師統一認定機構
最後に:看護師さんへの感謝と期待
私は個人的に、動物看護師さんがいなくては臨床現場は成り立たないと思っています。
外来の患者さんとご家族のフォローはもちろん、入院中の患者さんには看護計画を立て、心細やかなケアを担ってくれています。
伴侶動物たちは、具合が悪い時に「何故入院しなくてはいけないか」を理解できません。ただただ周囲の人間を信じ、身を任せてくれています。家族から離れて不安な検査や治療を受ける時、いかに優しく声をかけ、動物の表情や行動を見て上手に触ることができるか。
看護師さんは、現場に絶対に欠かせない存在です。
今までも既に沢山の看護師さんが現場で尽力してくれていますので、新たな「愛玩動物看護師」さんたちの誕生と今後の活躍が、本当に楽しみでなりません。
💡 動物病院と連携した「日々の健康維持」
動物病院での定期的なチェックとともに、ご家庭での毎日の健康管理が愛犬・愛猫の命を守ります。いつものお食事にプラスして手軽に健康維持をサポートできる、サプリメントの活用法をご紹介します。

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